2019年7月22日

Blade nano S2 飛ばしてみて


その後、ほとんど飛ばす機会が無い中で、庭でもなんとか遊べるnano cpxとnano S2だけを少し遊んでいます。

nano S2の特徴は、なんといっても安定性。nano cpxより明らかに機体の保持力が上がっています。他の人のレビューを見る限りnano cpsの時からかもしれません。スティックを離した姿勢でぴたっと止まって、数秒はそのままの傾きを維持するのでヘタでさえなければ非常に狭い範囲で飛ばせそうです。下手なのでこの広い庭でなんとかぎりぎりですが。

他に嬉しくない特徴は

  • スロットル弱が無くて、いきなり30%くらいで回りだす
  • 6軸モードで離陸するときに、即座にスパンと空中に上げないと、地上で学習した水平のせいで左にスパーンと飛んでいく。再学習に数秒かかるのでとても気持ち悪い。
  • いっそ常に3軸モードで飛ばしたいのですが、3軸モードにするとスロットル指令を無視して常にモーター100%になるので、離陸時の動作と相性が悪い

常にモーター100%って、V977の再来かよって感じですが、ヘリの素性があまりにも良くてモーター100%でうっかり墜落してもあまり壊れないのでなんとかあまり不便なく使えてはいます。安定性の良さを考えるとnano cpxに無理して戻るほどではありません。


6軸モードと、新導入のZスタビライズモードはどちらもまったく不要です。経験者には不要であっても初めてヘリをやる初心者のための機能のはずですが、離陸時に左に吹っ飛ぶのを加味すると初心者にもいまいちな気がする。安いV911の方がずっと優しいです。

パニックリカバリは、地上1mで飛ばしている限り使える機会は無いでしょう。そんな暇があったらスロットルホールドです!

2019年6月9日

新型機導入 Blade nano S2

お気に入りのnano CPXメイン基板がついに壊れたので、あきらめてnano S2を買ってみました。(その後、実ははんだ付けミスで動かなかっただけで壊れていなかったことが判明)
登場直後にエアクラフトさんとフライトデザインさんで扱っていたので運よく購入できた方もいたようですが、しばらく前から長期欠品中なので、しかたなくいつものAMain hobbiesから送料$30払って購入しました。

基本的にはメカ的には9割nano CPXコンパチで、メイン基板関係の違いだけです。色はnano CPXの黄色の方が好きだなあ。

サーボのワイヤが太くなっています。またメインモーターのコネクタがバッテリーコネクタと似たような2ピンコネクタになりました。

そして最大の相違点は、メイン基板が丁寧にラバー3点マウントされ、固定ネジが1本だけになったことです。

といっても、ラバー3点のうち2点は、元々あるキャノピー固定ピンに横からラバーを差し込むようになっていて、ネジ穴含めnano CPXフレームとの完全互換は維持されています。

ただし下の写真でよく見ると、基板固定ネジ穴の部分に、ラバー受けのリブが増えているので金型自体は変更したようです。さらによく見ると、今回基板固定を担うことになった前側2本のキャノピー固定ピンも少しリブが大型化されて折れにくくなっています。
nano CPXに対する重量増はラバーのぶんと、太くなった配線のぶんだと思われます。

ためしにnano CPXと比較フライトして…みたかったのですが、ウデがなまりすぎてテストになりません(泣)

比較用にCPXもいちおう…

印象としては、nano CPXよりもカッチリ感というか、サイクリックを離すとその角度でぴたっと止まるようになりました。nano CPXは若干ゆらっと行き過ぎてすぐ戻ってくる感じなので、nano S2の方がだいぶサイクリックのPゲインが上がっている(上げてもブルブルしなくなった)と言えそうです。

2019年5月9日

久々にV911など整備

ガラクタ旧型ヘリのパーツを整理していると、V911系の機体も結構買い集めたのに大半が改造途中で残骸状態になっているのがかさばっています。
捨てる気もしないけど、せめて飛ぶ機体だけは整理しておくか、と思ってV911を2体選んで純正パーツ類を組み付けて飛ぶ状態に復帰。

そのうち1機は2番目に買った黄色キャノピーの機体で、旧型バッテリーと金属メインシャフトのちょっと重いけど丈夫なやつです。5年以上放置されてた旧型バッテリーで5分~9分は飛ぶのでV911系は本当に傑作機ですね。

いつ買ったのか不明なEskyのシュワイザーキャノピーを着けるとあらいい感じ。電飾もしてある機体なのでスケールっぽいキャノピーがよく似合います。

実機も骨とう品みたいな形なのに未だに練習機として現役という名作機ですから、実にいい組み合わせなのかもしれませんなぁ。


2019年5月8日

K110のスワッシュ出力アーム

K110をだいぶ前に買ったものの、飛ばしているとなんとなーくゆらゆらする感があって苦手でした。
具体的にはどの状態からでも、1秒くらいでゆらーんと違う機体の傾きになってしまうかんじ…

nanoCPXとかは常時そうなんですが、あれは軽いが故にどの傾きでもしばらく横にふっとんで行かないので目で見て修正する練習になるので許せる。K110はそこまで軽いわけではないので、常にハラハラしながら修正を入れなきゃいけなくてなんとなく気持ちよくない気がしていました。

普通ならブレードを重くするとそこそこ自立安定度が増えてゆっくり感が出るんですが、どうもK110はそうでも無いので苦手意識がありました。

そんなある日、スワッシュを見ているとそういえば出力アームのボールが4つあって、長短2種類から選べることを思い出しました。(元になったV977やらsoloproからの伝統だと思います)
出荷状態では短い方のアームが使われていて、すなわちクイックではない側なので初心者向けってことなのかなぁ、と最初は思ったんですが…

よく考えると、出力アームが長ければ、同じサーボ移動量でもより大きくブレードのピッチが変化するわけで、ジャイロのPIDゲインを全部増やすのと同じ効果があるはずです。(その上で送信機側でDRを下げてやれば別にクイックになることもなく単純にジャイロゲインが増える)

早速やってみると、体感では確実に安定度が増した気がする!
風が弱ければほとんどどの状態でも、3秒くらい同じ傾きを維持できるようになった気がします。

変更前(短いアーム)

変更後(長いアーム)


ジャイロゲインのいじれないK110でこれは重要なポイントである気がします。特に私のように出荷状態が短いアームだった人は付け替えた方がよいと思います。
(調べてみたらtigerさんの過去記事に長いアームを使えという言及はありました)