2013年7月15日

BLHeli Bluetoothテレメトリー

こないだの動画でテスト動作させたBLHeliテレメトリーをちゃんと作りました。

Bluetoothモジュールは、Bluetoothシリアルモジュールとして売られているもので、1200bpsをサポートしているものなら何でもOKです。

お金さえ出せば技適つき国産超小型モジュールなんかもありますが、最初は安物モジュールで室内テストからはじめるのが簡単だと思います。

安物モジュールは、Ebaygoodluckbuyで買うのが簡単です。Banggoodのもいけそうな気がします。うちではgoodluckbuyで昔$2くらいで買ったのを使いました。
バックプレーン付きで重いのを我慢すればHobbykingのも使えます。
ファームウェアによってマスター動作ができるのとできないのがあるらしいですが、今回はスレーブとして使いますのでどんなのでもOKだと思います。

ただ、安物モジュールはとにかく資料が付いてきません。基板が同じでもファームウェアが違うということもあるので、だめだったらあきらめて別のモジュールを買う、というくらいの覚悟が必要です。

goodluckbuyモジュールと同型品の資料はEGBT 046Sでぐぐるとそれっぽいのがあります。うちのモジュールは名称もPINコードも全てこのマニュアルと同じでした。



さて、モジュールを入手したら通信速度のセットアップをします。安物モジュールはどれも9600bps N 8 1の通信設定になってますが、BLHeliに繋ぐにはこれを1200bpsのN81にしないといけません。

詳しくはEGBT046Sのマニュアルを見ながらやりますが、スレーブモードの品物であれば、単にマスター(今の場合はパソコンとか)にバインドしていない状態ならセットアップモードになります。

この状態でモジュールのRXとTX、GNDを3.3VのUARTシリアルでパソコンに繋ぎます。うちでは毎度おなじみFTDIのUSBアダプタを使いました。
左上から反時計回りに、TX, RX, VCC, GNDです
このVCCは3.2から4.2までの電圧が入力可能です。
リポ直結前提のすばらしい仕様ですね!

なんというか・・・ もっと丁寧に結線してください。
こういうことしてるとよく壊れます!
写真がひどいので結線図のせときます


そして、9600bps N81で接続して、PCからATと送信したときにOK、て返事が帰って来るならセットアップが可能です。
ここで注意が必要なのは、コマンドの区切りはENTERではなく、数百ms文字が来なかったらコマンドの末尾である、と認識される点です。ATくらいならタイプできますが、通信速度設定に必要な「AT+UART1」をずばばばっとタイプするのはかなり難しいです。しかも間違ったらへんな通信速度になって以後つながらなくなりますし。。

こういう時われら日本人はserial debug tool2という素晴らしいツールを無料で利用できるので、これを使うと簡単です。
こんなかんじに、送信ボタンで"AT+BAUD1"を一気に送ってやります。成功するとOK1200みたいな返事が返ってきて設定が記憶され、以降は1200bpsじゃないとつながらなくなります。

これでモジュール設定は完了です。

ちゃんと設定ができたか確認するために、このままの状態でパソコン側のBluetoothホストを動かしてペアリングし、Bluetoothモジュールとしての登録、シリアルポートの登録まで済ませておきます。

登録したパソコン側ポートと、serial debug tool2の通信速度を1200bpsに変更したものがお互いにシリアルポートとして通信できればOKです。




あとはTX線をモジュールから除去して、お好みでこんな感じにOverskyコネクタ用JSTプラグを付けたりします。

あとは、RX, GNDを(この写真の場合はOverskyコネクタで)BLHeli serial mod 入りのESCに接続。VCCをリポの+端子に無理やり繋げば接続OK。 

ほとんど自明ですがこちらも一応結線図


そしてヘリの電源をONしたら、BLHeli monitorで登録しておいたシリアルポートにconnectすれば通信が開始されます。あとは飛ばして遊ぶだけ!

モジュール追加による重量増が心配ですが、安物モジュールなら1gで済むのでほぼ問題ありません。

2013年7月10日

いちおう新型機…?

平日から飲み会に行っているありさまで、さっぱり作業が進みません。ごめんなさい。。。



新型機が到着しました。
というほどのことはなくて、以前P氏に発注していたV949が届きました。
実は今のところクアッドにはほとんど興味が無くて、multiwiiファームでヘリを飛ばすのに成功するまでのテストベッドとして一機くらいあってもいいか、程度のポチりだったんですが、Devo7eのV911モジュールで飛ぶので一応テストフライトはしました。

純正送信機ではないので何もわかりませんが、らくちんに振り回せてバンクターンも自在にできます。LEDの光らせ方はわかりません。純正送信機ではオートフリップさせないこともできるそうですが、うちのV911設定のdevo7eではオートフリップしまくりで、急停止させようとしたときに発動して残念でした。まあどうせこのRX基板は使う気ないのでいいんですけどね。

機体重量は電池なしで66g、フライト重量で80gあります。キャノピーだけでも5gもある。


バッテリーは1セルなのに500mAhもあるお化け電池。まあV911を4機繋げて飛ばしてるようなものですから無理もないですけど。
SCP純正の240mAhと比べるとほぼぴったり容量2倍ですが、重量も2倍あります。(7.5g対14g)
そう考えると、400mAhで10.5gのバッテリーは重量効率が良いのか、容量詐称かどっちかですね…

けどこの赤いコネクタ、端子はWalkera端子と同じ間隔なので、写真のように左右の角を少し丸めてあげると、無理やりWalコネクタに挿せます。
幅は小さくてながっぽそいので、スキッドにも収納可能!  こんど一応飛ばしてみよう。。。

2013年7月3日

Bluetoothモジュール付けてみました(暫定)

BLHeli serialモニタの出力を1200bpsにしたことでBluetooth - UART変換モジュールが直結できるようになったはずです。

手元にあるモジュールはgoodluckbuyの安物モジュール(0.9g) (使った方の参考ページ: http://www.geocities.jp/puw2/bluetooth.html )
と、何か違うのかと調査に買ってみたHobbykingのMWC FC Bluetooth Module Programmer(3.4g)です。
たぶんほぼ同じものなので、バックプレートで3倍以上重いHobbykingを使う理由はないと思います。
けどとりあえずハンダ無しで結線できてテストが楽なのでHobbykingモジュールでテレメトリーを試してみました。

大丈夫っぽいですねー。
心配していたインチキ1200bpsも、BTモジュールにちゃんと認識されて化けずにPCまで届いています。これなら実用になりそうです。

結線やモジュールの設定方法はあとでまとめて紹介します。

肝心の改造ファームの方は、BLHeli10.4に対応させて全ESC用にビルドを通そうとしてるのですが、やっぱりどうにもフラッシュ容量が足りないです。TXプログラミング機能の領域をつぶして排他利用にしちゃおうかなーと思っていますが、設定によっては手元で謎のリセットが起きるので、慌てて配布せずにじっくりテスト中です。運の悪いことにSCP側の受信基板も壊れて謎ブラウンアウトするようになっちゃったのでそちらのせいかもしれません。

一応動画で飛んでいるのは10.4対応&モーター供給パワーモニタ追加版です。