2014年11月30日

Plush 6Aのプチ軽量化

nobさんブログの新 MINI CP 3兄弟という記事の中でplush 6Aを軽量化するという話題があり、おもしろそうなので調べてみました。

まず、なんにせよシュリンクの被服と元々付いてるぶっとい配線は外しますよね。

ここからケミコンとレギュレータを外すんですが、そうするに至る経緯をちょっと説明します。

1S機であればDP3Aとかsupermicro 3Aとか、それなりに安価で超軽量ESCがいろいろあるので、そもそもplushの出番がありません。メインモーター用で電流がもっと欲しいときはsupermiciroをスタックFET可するか、ちょっとお金を出してorigin10Aを買えば一瞬で解決です。

plush 6Aを使わざるを得ない場面は2S機の場合が多いのですが、メインESCは少し電流に余裕を持ちたいのと、制御系のためにBEC出力を取りたいのでplush6A以外のもう少しBEC電流が大きいESCを選ぶことにします。

そうすると、テールモーターの駆動になるべく小さな2S対応ESCが必要、ということで、origin10Aの値段が出せない場合はplush6Aが浮上するわけですが、BECはメインESCのを使うのでplush6AのBECレギュレータは不要です。



このESCにはレギュレータが表裏に1つずつあって、(CPU側を表面として)裏面の大きいのがBEC用。表面の小さいのはCPU用を含む制御電源です。

BEC出力レギュレータの出力ピン(3本の真ん中の足)には、表面の黄色いタンタルコンデンサが繋がっててバッファになっています。
BECレギュレータを外してしまえばこの黄色いタンタルが浮くので、ケミコンを外した代わりにこれを使って制御電源を平滑しようという考えです。


と、長い前フリがあったところで、ケミコンと、BEC出力用のレギュレータを外します。

裏面のレギュレータは、ハンダを少し乗せて写真上側の放熱パッド部分を溶かしつつくいっとピンセットで浮かした後、反対側の三本足にそれぞれ少量ハンダを足して熱容量を増やしてやると3箇所いっぺんに融けた状態にできるので、ぽろっと外れます。

長い前フリの割りに、外した部品はたった0.54g わりとどうでもいい作業です…

BLHeli用のコネクタを追加して、CPU用のレギュレータ出力(3本足の真ん中)をタンタルコンデンサの+側に繋いでみました。こうすれば電流がぼふっと流れて瞬間的に電圧が不足しても、ESCにリセットがかかったりすることを防げると思います。1Sだと効果がありそうですが、うちの場合は2Sで使うので電圧不足はあまり心配ないかもしれません。

もしかすると、レギュレータの出力ではなくバッテリーからの電源入力+をタンタルに繋いで、本当にケミコンとまったく同じ役割をさせたほうがモーターの回転的に良かったりするかもしれません。そのへんは使いながら臨機応変に試そうと思います。


その後電源ラインとモーター用のピンソケットを追加したら、結局2.5gまで増えました…

結局のところコンデンサなんかより、配線やコネクタの重量が支配的なんですねぇ

V922 / HCP100 追加購入 純正はやっぱりいい

だいぶ間が開きました。
最近めっきりヘリを飛ばすチャンスが減ってしまってます。さらに今月でヘリ部長が栃木に戻ってしまって、放課後のヘリ部活動が休眠状態になるので、さらに減りそうです…

ちょっと前ですが、HCP100のBNFが$47程度で安いのでもう1機買い足してみました。
目的はnano君でも消費するサーボ取り候補と、2S改造を一度試してみようかと思いまして。


いきなり改造する前に、一度だけ完全にストック状態で飛ばしてみました。(さすがにダメテールローターだけはSCP用に差し替えましたが)


ほんとにものすごい強風の日で、わりと風に強いnano君でもまともに飛ばないほどでしたが、それなりに安定してホバれるあたりさすが謎の安定性を誇るV922ブレードです。

まあ、V922/HCP100が良いということはわかりましたがコントロールはできず、最後に運の悪いことに鉄柱にカーンと当たってテールブームとテールフィンが砕けました。。

安定度、運動性、ブラシモーターにしてはそれなりのパワー、妙に長いフライトタイムと、純正状態は非常に高い完成度に思えるのですが、以前購入したときはSCPに比べてかなり飛ばしにくいという印象でした。なぜそう思ったんでしょうねえ…  やっぱりWLtoys送信機がいけなかったんでしょうか。

最初からHiSKY送信機のモデルを買っていれば、これをメイン機にして何機も揃えていたかもしれませんね。


ただまあ、V922の弱点はゲイン調整ができないことと、そのわりにテールゲインが高すぎて保持力がプアなことです。純正ならいいんですがBL化するにはなかなか気難しい子です。

2014年11月10日

ピルフリへの道?

ハーフピロだけは慣れてきて会議室レベルでも落とさずできるんですが、シミュレータでさえもピルフリはまったくできません。

ゆっくり頭の中で分解すると、途中で機体が腹をこっちに向けて垂直に上を向く場面があるはずなんですが、どうしてもハーフピロの癖で機体をひっくりかえしすぎて、その時点でほとんどフリップが完了しちゃいます。

そこで逆ギレして、ピルフリではなくハーフピルフリしてから半回転ピルエット!で強引に辻褄をあわせてみることにしました。

あ、ひっくり返す側は意外とそれっぽく見える(笑)  戻し側は全然だめですねー。

ちなみにヘリ部長の得意技にピルエットしてフリップ!というのもあります。慣れてない人から見るとたぶんピルフリに見えます(みえません)

2014年11月9日

CH05XL 4800Kv 3S用モーター

2SのHP06, HP08がとても高性能で燃費もいいので、セル数が高いと効率がよくなるんだろうか? と思った時期がありまして、マイクロヘ用でできるだけKvの小さいモーターを探したことがあります。

mCPxやminiCP、V120なんかと共通のネジ穴で1.5mmシャフトの範囲内だと、2SでいちばんパワーがあるのはSPIN8000Kvあたり、3SだとLINXの5800Kvがほぼ唯一の選択肢です。

https://www.youtube.com/watch?v=mB8E7JVaKnA
LNIX 5800Kvモーターで130Xの例ですが、REX150みたいな甲高い音でぶっとんでます。180CFXの世界ですねぇ。


で、激安ショップHKRCをふらふらしてたら、C05XL-4800Kvというのがありまして、$24だったのでまあ試しにポチってみました。

届いたモーターを見ると、今まで知ってるC05XLの11000Kvや8000Kvとはサイズが違ってアウターが少し長めです。つーか、パッケージにはCH05XL 4800と書いてありました。

このCH05XLは、C05XLのマグネット強化版だそうで、C05より少しパワフルだけど、たいしたことはない、というのが世間の評価のようです。


まあ、これを試しにモーター交換のしやすいV120に載せてみました。
ピニオン圧入に失敗して軸を折ってしまったので、あわてて1.5mmのピアノ線で軸を再作成。ドリル軸じゃなくてピアノ線でも真円度は問題なさそうです。ベアリングに通すにあたって少し太かったので(元の軸は1.46mm、ピアノ線は1.48mmでした)少しルーターに加えてヤスリがけした程度でさっくり復活
長すぎた。。。

どうでも良くなってきて後ろにガンガンはみ出させてなんとか装着!

3S-450mAhのDeeForceバッテリーで飛ばしてみた感じは
うーん、それなり…
確かにたいしたパワーじゃないです。さすがにBlade純正の2Sよりはトルクがある感じで、回転落ちは少なめかも。

ただ、その後比較用にHP08の2Sに交換して、2Sバッテリーで浮かせてみたら
HP08の圧勝ですね。ヘッドスピードが上がってジャイロ設定が合ってないくらいです。
しかもこれでもパワー100%じゃなくて少し絞ってます。

というわけで、3Sバッテリーを使うならLinxクラスの化け物モーターじゃないと特にメリット無いかな…という悲しい結論になりました。


あ、パワーは並みだけど、Kvが低いだけあって燃費は良かったです。
でっかい3S-450mAhバッテリーを使ったこともあって、フライト時間は7~9分くらいありました。

2014年11月7日

V120D02S スワッシュ交換 (solo maxx revolution BL用)

miniCPでうまくいったV977スワッシュの流用を、同じ2.5mmボールを使っているV120で試してみました。

が、いきなり問題発生。やっぱりV977用のスワッシュを単品で取り寄せるとボール径が2.4mmくらいで、V120のリンクをはめてもすぐぽろっと取れちゃいます。
左がV977用 右がV120純正
出力ボール配置の半径はばっちり純正の1.5倍くらいあるんですが、これじゃ使い物にならんので方針転換。

そもそもV977のプラパーツはnine eaglesのsolo proシリーズの流用設計でほぼ同一形状です。怪しげな「改良」を加えていないsolo proパーツであればきっちり2.5mmボールなのでは?と思って取り寄せてみました。
せっかくなので丈夫そうなsolo maxx revo BL用
1000円くらいしましたが、V120用のメタルスワッシュよりはまだ安いです。
高級品だけあってちゃんとフィッシュアイも入っています。
左がsolo maxx revo BL用です
ボール径を測ったらちゃんと2.5mm弱で、V120純正と同一でした
ボール径さえ合えば、あとはARピンを少し削って細くするだけでパチンパチンとはめ込み交換できます。

ほぼ同一寸法だけあってスワッシュの上下クリアランスもばっちりですが、問題は出力ロッドの動作範囲です。miniCPと違って出力ロッドのプラリンクブーツ部が短かったりしないので、スワッシュ出力ボールの上下動作範囲が増えたということは確実にメインハブのARガイドと、出力ロッドのブーツが干渉します。

しょうがないのでminiCPと同じ対応で行きます。プラリンクのブーツをカットするだけ
下がカット後
強度は落ちますがまあ大丈夫でしょう
これを使ってみると、なんとかぎりぎり干渉しないようです。
プラスピッチ時にエレベータ引いたとき
カットの効果でぎりぎりセーフ!
マイナスピッチでエレベータダウン
やっぱりぎりぎりセーフ!
軽くテストフライト

まず交換前のロールレートはこんなんです

これがスワッシュ交換後はこのくらいになりました。
まあ、ロールレート1.5倍くらいにはなったかも。でも相変わらずぐらぐら機体のびったり感はありません。
またテールゲインが合ってないので激しくワググググってますがこれは設定値変更だけでどうにでもなりそう。

純正スワッシュを使ってる人なら交換して損は無いけど、そんなに劇的にクイックにもならないですね。それなりです。



おまけ:スワッシュ交換後に、ためしに3S-450mAhリポで飛ばしてみました。モーターは同じ130X用の6800Kvのまま。ちとKv高すぎ。
なかなかいい感じ。このくらい高回転にしてやっと安定感が出てくるのかも。

2014年11月4日

RC航空ページェントに行ってきました

毎年11月3日は、入間の航空祭と尾島スカイポートのRC航空ページェントと、さらに庭木の伐採という3イベントが重なる日です。

今年は天候で全ての実行が危ぶまれましたが、なんとかフリー日になったので、一度も行ったことのないRC航空ページェントにPくんと行ってみました。
スモークを出して飛ぶでっかい相胴機と、遠くの空を(たぶん)入間基地に
向けてゆったり飛ぶ三菱C1実機の奇跡のショット
横風強風という飛行機にはつらそうな条件でしたが、大型パイロン機や重量級のずんぐり雷電はぐいぐいかっこよく飛んでいました。ただ同じ第二次大戦機セクションでは謎の墜落が2機ありましたが…


ラジコン技術の電波実験社がプッシュしてるだけあって、かなり飛行機やスケール機に寄ったイベントではありますが、ヘリも少し飛んでました。スケールヘリ以外にも、プログラムに載ってないけど強烈な3Dフライトもありました。

ただ、こういう広い場所だと、2m越えがごろごろいる飛行機に比べてRCヘリはサイズではどうしても見劣りします。なかなか機体を自作できるものでもありませんしね。


そんな中で強烈なインパクトを放ってたスケールヘリがジェットヘリのMD500?や

雑誌でも有名なあの超大型ラマでした

このサイズになるとローターはメタルだそうです。当たったらくびちょんぱですねー。



RCイベントとしてどのくらい大きいのかはわかりませんが、さすがに入間の航空際に比べると数十倍は規模の違うイベントです。人ごみで移動に苦労するということはありませんでした。

駐車場は出遅れるとちょっと離れた中学校からのシャトルバス移動になっちゃいますが、人出を考えれば十分な台数のバスや係員の方が配置されてましたし、東上線の木崎駅からもシャトルバスが出てるので実は電車でも行けちゃうようです。

ただ、数あるイベントの中でも本当にトップクラスにおっさん率が高いです(笑) そうとうに男向けのイベントでも、たいていは稀にぽつんと女子集団や一匹狼女子がいたりするものですが、ここでは女子グループをただの一度も見ませんでしたねぇ…