2014年4月12日

Blade 130Xテール修理 V120D02Sとの互換性

先日小学生に破壊された130Xのテールブレードグリップ周りを修理します。
最初は不動になったRedBull130Xから移植しようかと思ったんですが、今後のこともあるのでV120D02Sパーツとの互換性、値段比較を行いました。

まず、パーツの値段比較です。

赤になってるのは個人的に納得いかないところです(笑)

見ての通り、130X用が高いのですが、ピッチスライダーなんかは複雑なパーツですしベアリングも入ってるので普通それなりに高いもので、全てが不当に高いわけではありません。単にV120用が安すぎるのです。(MicroHeliのアルミピッチスライダーなんて2000円くらいしますもんね)

テールケースのステップベアリング(両者で完全互換)だけはHKRCでゆっくり買いだめしておくとして、消耗するプラパーツはなるべく国内通販で済ませたいので、全体的にV120D02S用パーツへの移行を進めます。

また、V120D02Sのテール周りはボールリンクが2.5mm径になっていて、2mm径の130Xよりも強そうなのもパーツを入れ替える動機になっています。



クマー隊長の方式ではV120D02用のピッチスライダーを使うそうですが、旧型機のパーツはヘリモンで見てもいまいちよくわからないのと、継続供給に不安があったので、今回はあくまで130X用とV120D02S用の組み合わせだけで行くことにしました。



まず、テールケースは130X用のものをそのまま使います。値段も大差ないですし、ロッド長が変わると面倒なのでここはいじらないことにしました。

V120D02S用を使うのは、ボールリンクによってお互い繋がっている

  • テールブレードグリップ
  • テールピッチスライダー
  • テールピッチレバー

の3つです。ここだけで差額2400円も節約できています。Walkera価格恐ろしい…

そして、テールシャフトとテールギアはどちらを使うことも可能です。
左がV120D02S用
Dカットが短いです
しかしテールシャフトのDカット長がかなり違うので、V120D02Sシャフトを使った場合はテールシャフトのギアが左側に来ます。

うちだけの個体だけかもしれませんが、左側にギアを持ってくる場合V120D02S用のギアじゃないとクリアランスが厳しくて入りませんでした。(130X用のテールギアは、トルクチューブ側のギア径がやや大きい)
V120D02S用シャフトとギアを使った場合
シャフトDカットの都合でシャフト側のギアが左側になります
じゃあどっちがいいの?という点ですが、130X用のテールシャフトはエンド部のストッパーDカットが2つ入ったIカットになっていて、片方はネジが緩んでも抜けないようにシャフトの途中だけカットされています。

また、微妙に130X用のシャフトの方が長いので、ピッチのコントロール範囲も少し広そうです。
この違いを買ってテールシャフトとギアは130X用を使うことにしました。

さて、ボールリンクが2.5mm径になったことで1箇所だけ互換性が無いところが出ます。それが上の写真にもあるテールコントロールロッドをピッチレバーに繋ぐ箇所の金属ボールリンクです。

V120D02Sのピッチレバー側には金属の2.5mmボールが付いていますが、機体側は当然130Xですから2mmボール用のロッドエンドです。

これを解決するには2mmボールを買うか、2.5mmのロッドエンドを買うかですが、うちの場合はV911の改造用に2mmボールを買い置きしてあったのでそっちを使いました。
右がV120D02Sに付属してくるもの
左がGeniusCP改造パーツの2mmボールです
もしかすると2mmより少し小さいかも。

あと、取り付けできるけど互換性が厳しいのは、ピッチレバーをテールケースにとめるピンの直径(ピッチレバー側の穴を少しぐりぐり広げました)と、テールブレードの厚み(無理やりくわえさせましたが130X用のブレードは厚いのでV120D02Sグリップだとさるぐつわ状態になっちゃいます)です。

まあ、このへんはキメラ道を歩む皆さんでしたらどうにでもなるでしょう。

おお、重要な違いを書き忘れていました。
V120D02Sは、テールコントロールロッドが上置きです。ピッチレバーの入力部が上側にあるので、それに合わせて130Xのサーボをテールブームの上側に持ってくる必要があります。まあネジ数本で変更できるので簡単です。
これにて完成。サーボが上置きになったので少し重心がローター面に近づいたかもしれませんね。


追記4/13: 貝塚でテストフライトしてきました。多少風も吹いてましたがばっちり純正と遜色なく飛びます!  この構成はお勧めです。

6 件のコメント:

  1. Sachihoさん、こんにちは、vuvuです。

    130Xのパーツは高いんですねぇ~!
    そrだけコストがかかった設計をしているという面もあるのかもしれませんけど。

    それにしても、価格差の大きい3つのパーツを流用するだけで、
    3,310円が860円と4分の1近くに節約できるなんて凄いですぅ~!o(^o^)o

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    1. こんにちはー。
      いやぁ、Bladeの設計は見事ですけど製造はたいしたこと無いですねー。
      金属の切削加工とか見ると圧倒的にwalkeraの方が質がいいです。

      大型機を買う予定は無いですけど、450クラスのメタル互換パーツとか見ると130Xクラスよりずっと安いのでため息が出てきます~

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    2. Sachiho さん、こんにちはvuvuです。

      そうですね~、450クラスとかだと電装系も安い気がしますぅ~!

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    3. ねー。メインモーター1000円台とか見るとうらやましくて泣けてきますー。

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  2. ご無沙汰してます。nobです。

    130Xは良く解からないんですが、写真を見るとかなりギア比が違うように見えます。
    フロントギアとの関係もあるのでトータルの回転数比はどうなんでしょうかね?
    V120は低ギア比に見えますがそれでもテールの回転が足りないでテールが安定しません。
    逆に130XにV120用を使うともっとテールの回転が上って切れが良くなるかも?

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  3. そうそう、確かにギアのサイズ比が違うので速度変わっちゃうかなーと思ったのもあって当面130X用をそのまま使いました。
    130Xはトルクチューブ側が大きくてドリブン側が小さいので、むしろギア比はオーバードライブ側に大きくてテールが高速回転じゃないですかね?

    ただV120はギアの歯がそれぞれかなり大きいので、実際にはギア比は見た目ほど両者で違いがないんじゃないかなー、とも思います。今度ちゃんと数えてみます。

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