2014年4月14日

マイクロヘリにも後付けジャイロの時代

先日tigerさんとこの記事を見ていて(バイバイwalkeraの話題)、V120D02SにGY280というVbar互換ジャイロを付けて飛ばしているという記述がありました。

日本はおろか、欧米でもそんなのが流行っているという話題は見たことがなかったのでぐぐってみると、たしかに存在します。 ( 4/20追記:いつのまにかbanggoodでも取り扱い開始してました )
  • 重量5グラム!
  • DSM2/DSMXレシーバ入り
  • Vbar PRO 5.3.4ファームウェア
サーボコネクタが1.25mmのJSTてことは、V120D02S用がメインターゲットで、130Xに使う場合は変換コネクタが必要ですね。


情報はHeliFreakのスレッド以外にはほとんど見当たりませんが、フライト動画をej1899さんが積極的にYoutube投稿してくれているのでおもしろいです。

同じej1899さんの、ノーマルジャイロ時代のフライト動画と比べると、差が歴然と…うーん、どっちもレベルが高すぎてよくわかりません(笑)



さて、まあV120D02Sや130Xは純正ジャイロでもゲイン調整がちゃんとできるので、正直どっちでも大差ないような気はします。

私のよーなレベルから見たらピルエット補正があるかどうか程度しかスペック上の違いはわかりませんし、ピルサーができるレベルの人が飛ばせばピルエット補正が無くても綺麗な定点ピルエットはできちゃうのであまりそこにこだわる必要性も無い気がします。



が、問題は100クラスヘリの場合です。

このクラスだとジャイロ調整ができるヘリ自体が極めて少数派で、miniCP/SCPを除くと大半のヘリは調整不可です。ここへ来てT-REX150という大御所がやってきましたが、価格からしてこのRX基板を他のヘリに流用するなんて考えられません。


というわけで、候補がいくつかあります。

  • miniCP基板: これなら5000円で安定供給されています。ただクラッシュに弱い気がするのと、ゲイン設定以外で楽しむ余地はありません。
  • 上記のGY280RX: 5gだったら100クラスでもなんとか飛ぶでしょう。しかしそれなりに高いのと、正規品かどうか怪しいので入手継続性に問題があります。
  • nanoWiiコントローラ: $20 これにサテライト受信機($7)を追加すると5~6gクラスの6軸ジャイロRXになります。ただ主眼はマルチコプター用なのでソフトは(一応シングルローター設定はありますが)要研究です。
  • MINI MWC/DSM2ボード: $28 nanoWii機能に加えてバロメータ、コンパスが付いてきます。GPSとOLEDも後付けできるので流行のオートパイロットにも色気を出せます。ただ出力ピンの関係でシングルローター設定がソフト改変しないと使えないのと、ちと重い(7.8g)です。
  • HKPilot Mega Mini: $80 nobさんの記事で最近おなじみのHKPilotの小型版で、たった8gです。オンボードのセンサは上のMINI MWCボードと同程度ですが、CPUのパワーというか記憶容量が大幅に違います。MultiWii系でCPUに限界を感じたらこちらが有力候補です。

というわけで、オートパイロットに今のところ興味が無い(開発するなら楽しそうでうが買って動かすだけじゃおもしろくない)ということもあり、価格と重量の点からnanoWiiが最有力候補です。しかしminiCP基板に大幅に劣るようでは意味がありませんから挑戦の敷居は高いです。

目標は、nanoWiiを使ってシングルローターのテールモーターヘリを飛ばし、できればピルエット補正機能を追加することです。

4 件のコメント:

  1. Sachiho さん、こんにちはvuvuです。

    こ~ゆ~動画を観ると、やっぱりウデ次第なんだと思い知らされますぅ~!(^〇^;)

    私はゲイン調整以前のウデなので、ピルエット補正が気になりますが・・・
    GY280RXの価格を見ると、ピルエット補正だけならV977買っちゃった方が早そうな気も!(^_^;)
    現状、我が家のV120は電脳以前に機体の基本調整が必要そうですしぃ~(爆)

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    1. いやいや、vuvuさんもよくテールのゲイン調整してるじゃないですかー。Hisky基板ばかり使ってるとワグワグのテールで我慢して飛ばさなきゃいけないのでうらやましいです。

      V977は確かにかなりいい受信機みたいですねー。でも1セルなのでパワーが苦しそうなのと、何故あのおもちゃ送信機を引っ張るのかと・・・。
      逆に言うと、WLToysがそこそこの(せめてDRだけでも各チャンネル設定できるような)送信機を出してきたらえらいことですねー。
      またはdeviation方面にこっそりプロトコルをリークするだけでも…

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  2. nobです。
    GY280面白そうですね。V120をmikadoのVstabiでセッティングできるのは良いですね。ピルエットの軸がぶれてませんね。
    でも、高い!少し様子見です。

    しかし、v-barクローンは、安物中華ジャイロのメジャーになりつつありますね。fu-barが消えたと思ったら、miniSbarという名前で復活してるし(しかもこれはプログラムボックスつき)、k-bar、e-bar、GV8000、IKONなどなど、みんなmikadoのV5.3.4ファームです。fu-barもまだアラブ圏では売ってるし。

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    1. 確かに軸ぶれてないようにも見えるんですが、130Xの場合だと純正ジャイロでもあまり軸ぶれないので私だと積み替えても違いがわからない気がします。

      なんとかバーとなんとかビーストっぽいのはまた多数出てきましたねー。あまりに多いのでちゃんとライセンスしてるのか?とも思ったけど、もしそうなら設定ソフトもちゃんとライセンス先で配布するはずだから違いますよね…

      正直、いくらオープンソース系のソフトでがんばってもv-barには到底追いつけないと思いますが、さすがにサブマイクロ機向けはなかなか中華ジャイロも出てこないと思うので、とにかく飛ぶ所までがんばってみます。

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