V922の純正送信機があまりにもアレなので、まずはHT-8(と同じと思われるWL-T6)を買ってdevo7eでしばらく工夫してみましたが、どーにもうまくありません。
各地の情報どおりにスワッシュを120度設定にしても他の何を選んでもとにかくスワッシュの動きがへん(左右が非対称、±も非対称)で、2Dフライトはできるんですが3Dは気持ち悪いねじれた回転で飛ばす気になれません。
一応サーボは動くので、deviationのadvancedミキサーで複雑なmixを作れば飛ばすことはできるかもしれませんが、気軽にピッチやスロットルカーブを変更できないのでは意味がありません。
さらに追い討ちで1S仲間のsuperCPもRX基板が壊れてノーコン病になってしまい、一気にお外機体2機減ってしまいました。
で、あきらめてちゃんとしたHiskyの送信機X6Sを、秋葉原のRCチャンプで15800円で買いました。
いっしゅん電池5本要るの? と思いましたが左端は何か別のスペースのようです。HT-8みたいな3ピンの電源とPPM信号を繋ぐ端子が埋もれてますが、いったい何と組み合わせて使うんでしょうね。
さて、技適マークが付いてるのはいいのですが、こいつはモード1です。
ソフト設定でスティック配置をモード2にすることはできますが、内部のセンタリング機構を左右で移植しないといけません。
よく技適マークはふたを開けた時点で効力が云々という議論があって、それはまあ確かにそうなのですが、実はX6Sはそもそも封印シールみたいなのがなくて蓋があけ放題です。
まあ、ネット上にあまり情報が無いので、人柱になるべく自己責任で開けることにします。
赤でかこんだ2つのパーツを左右移植すればモード2にできそうです。左側の押さえ金具は簡単ですが、右のプラでできたセンタリング用スプリングは少々面倒でした。
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これが縦センタリングのスプリング機構パーツ一覧
特に金属のピン3本が面倒です |
この赤矢印のピン3本も移植しないといけないんですが、なかなかとっかかりがなくて…
結局表側のヘックスネジもはずして、ジンバルを少し浮かせる必要がありました。
で、メカ的には移植が完了したのですが、ソフト設定でモード2にしても何か動きが変です!
電源ONでスロットル警告が出て、スロットルレバー(ちゃんと左スティックになってはいます)を一番上まで動かしてやっと警告が解除されます。
どうも、スティック配置はちゃんとモード2として認識してるんですが、レバーの上下をソフトが逆に認識しちゃっているようです。X6Sはあまり高機能ではなく、これをリバース設定でどうにかしようとしてもうまくいきません。(リバース設定は最後のサーボ出力に効くだけなので、スティック上下とスロットルカーブの上下が逆転しているひどい事態には対処できない)
まあ、深く考えずスロットルスティックの上下を電気的に反転すればよさそうです。赤丸で囲んだコネクタの茶色と黒の配線を入れ替えました。(ポテンショは、たいてい上下のピンの間に一定の電圧をかけて、可動つまみに繋がっている中央のピンから電圧を取り出すようになっています)
その後いじっているとエレベータもなんか逆転してる感じだったので、左右スティックとも上下の認識がおかしかったのかもしれません。まあエレベータは設定で吸収できるのでいいや。
これでマトモに使えるようになりましたが、walkera/JR育ちの私としてはアイドルアップとスロットルホールドをどうしても入れ替えないと使えません。
これもソフト的にはできないので、配線をハンダ付けで延長して入れ替えればいいんですが、面倒だから子基盤とスイッチをごっそり全て左右入れ替えることにしました。
中央の基板に刺さるコネクタは触らず配線をクロスさせて、子基板はむりやり裏返してネジ止め。ピッチとスロットルのトリムが使えなくなりますがまあどうせ使わないでしょ。
これでとても素直にV922が飛ぶようになりました。HT-8と違ってほんとに素直です。遠回りしたけど買ってよかったです。最初から買えばよかったわー。。
X6Sの機能は、普段deviationを使っている私としてはあまり高機能ではないと思います。でもコンピュータプロポとしての一通りの機能はありますし、微調整mixを全く使わない私としては特に不満はありません。また、devo7eよりははるかに大きいので違和感が心配でしたが、V922純正送信機よりは微妙に小さくて、かろうじて親指が全範囲自然に届くので思ったより違和感はありませんでした。
そうそう、動作確認用のテスト機体も付いてきました。