2013年10月31日

FyreSGさんのH377ミニレビュー

ついにFyreSGさんがNihui(E-fly) H377をゲットしてレビューを投稿してくれました。

http://www.rcgroups.com/forums/showthread.php?t=2026912#post26504022

やはり送信機はV922純正レベルのトイグレードで、プロトコルも少なくともHiskyとはバインドしないようです。残念!


彼はコンプリート機としてV922と比べて優れているかどうかを気にしているので、キメラ機を作るための互換性や、H377のパーツ単体の優劣については語っていません。

機体全体としては、V922より優れているとは思えない、というのが彼の結論です。まあまともな送信機が無いという時点で当然ですが…


彼がV922に比べて悪いと言っているのは

  • テールワイヤがエナメルコート線なので熱でこげた場合ショートする
  • テールブームが丸棒ってことはきっと機体に接着されていて交換が困難
  • 現時点でまともな送信機無し

の3点ですが個人的には

  • 1番目はFETが焼けるようなトラブル時以外は関係ないことだし、電流許容量を考えるとパワーアップしていったら絶対エナメルコートの太い線は有利です。てことは問題なし!
  • テールブームが丸棒なのはコピー元のBlade機をリスペクトして、そっちの豊富なアフターパーツとの互換性を取ったのでは? Bladeと同じだとすれば丸棒はDカットで回り止めされていて、特に接着もされていないので問題なし!

と思いますので、プロトコル問題以外はむしろ悪くないと思います。スキッドも丈夫でよさそうですしね。

それと比較写真を見ると、メインマストがV922より数ミリ低いですね。これは運動性に効きそうな気がします。


追記:
無線チップはnRF24系でした。でもHiskyとバインドしないということは、はてさてプロトコルは何でしょう。
http://www.rcgroups.com/forums/showpost.php?p=26510850&postcount=9


2013年10月27日

V922(FBL100)メインボードでminiCPを飛ばす

nobさんのこのコメントから始まったこの企画、さすがにFBL80ボードはネジ穴的な違いがあってポン付けからはかなり遠いんですが、V922(FBL100)のボードであれば、少なくともネジ穴は互換性があるので、miniCPを飛ばすために配線をそろえてみました。

と、ここでわれらがヘリモンのこの変換ケーブル、元はBlade基板にwalkeraサーボを繋ぐためのものですが、BladeサーボとHiskyサーボは3本の線の両端(グランドとシグナル)が逆になっている以外はコネクタとしては同じJST-SHなので、ピンを入れ替えればHisky用にも使えてしまいます。

自分で作ることも可能ですが一本90円という破格のお値段なので、とりあえず5,6本持っていて損はありません!

まずはコネクタをポチって、届いたら左右の線を入れ替え。けっこう弱いので失敗して壊しやすいです。不安がある人はこの変換コネクタをいじらずに、miniCP側のサーボコネクタを白黒入れ替えたほうがいいかもしれません。
右がヘリモンケーブル
左がピン入れ替え済み
あとはこれでサーボを繋ぐだけなんですが、スワッシュサーボの並びが、V922は右、左、リアなのに対して、miniCPは右、左、フロントです。
ここで最優先で考えるのは、基板のジャイロによる自動補正です。これはプロポをどう設定しても変更できないので、基板とサーボの位置、方向は絶対に合わせるしかありません。

この場合一番確実なのは、基板を前後裏返しに装着することです。
ジャイロの気持ちとしてはテールローターが機首に着いている機体だと思って飛ばしていただくことになります。
前後裏返しに装着。
一応バッテリーコネクタもwalkera用に代えておきました。
後は、テール側が機首だと思って、基板上のコネクタに写真左側から、左サーボ、後ろサーボ、右サーボ、の順にサーボコネクタを差し込んでいきます。

この時点で動作確認するには、モーターコネクタを抜いてプロポをバインドし、スロットルを少し上げた状態で機体をあちこち傾けます。スワッシュが水平を維持しようとすればジャイロとサーボの関係はOKです。

後は、本当にテールが機首からつき出てると思ってそのまま飛ばすか(笑)、またはプロポ設定でエルロン、エレベータを±逆転させることです。X-6Sの場合はスワッシュミックスでエルロン、エレベータの符号を逆転させて両方マイナスにしたらばっちり正常に動くようになりました。

まるで最初からそこにあったかのように自然に着いてますが、
基板が下にオフセットしてバッテリーの前側がふさがります。
でもminiCPはバッテリーを機首に突き出させないので問題ないでしょう
基板を裏返したりかなり大ごとだー、と思ったのですが、実際やってみるとハンダ付けはテールモーターとバッテリーのコネクタだけだし、ほとんどポン付けと言えるレベルですね。

この状態でホバってそれなりに飛ぶことを確認したので、そのままV922のBL化の要領でHK14000モーターに変えてみました。

で、今日のヘリOFFで確認してきました。純正ブレードで飛ばして、背面に入れる程度は全く問題ありませんでしたが、バッテリーが弱いのか風のせいか、はたまたピッチが多すぎかわかりませんが、風にあおられながらの背面戻りでフルピッチをかけたらくるくる回って落ちて、捜索にえらい苦労したのであまり多くは確認できませんでした。

電気的にはFBL80ボードもだいたい同じ(プロポ設定が同じだと少しサイクリックトラベルが狭いですが)なので、基板固定のためのブラケット板をプラ板等で自作すればFBL80ボードでも飛ぶと思います。

FBL80の機体にFBL100ボードを付けるとぐらんぐらん左右に暴れて安定しないので、ジャイロのピタホバ度、応答速度はやはりFBL80ボードが上のような気がします。が、ジャイロが強ければ一概に飛行性能が上がるというわけでもないのでどちらが向いているかはわかりません。

初ヘリOFF

思い立ったら行動派のkantaさん呼びかけのもと、nobさんと3人で突発ヘリOFFに行ってきました。

ヘリ部長とP氏と、会社の同僚で一緒に遊ぶ機会はたまにありますが、それ以外のヘリ経験者の方と生で会うのは初めてなのでわくわくドキドキです。 しかもお二人とも、ヘリを始めたときからネットで知って遠い未来の目標にしてる方々ですから!
kantaさんの超絶REX250
すごーいほんとにすごーい!
大きい機体の人たちは飛ばす場所が限られるせいかみんなで集まってわいわいやっているイメージがあるんですが、マイクロ派は公園で飛ばせちゃうのであまり遠出してまで集まらないんですよねぇ。

かなーり風が強く、私とnobさんのminiCP軍団はどれもよわよわ、またはテールがふらふら回ってまともに飛べませんでした。。。
さすがにV120と130Xはかなり安定してましたが、それでもテールが風で勝手に回ることがあるほどで、この風で飛ぶ機体を作るのは本当に大変そうです。

今まではテールが負ける心配ばかりしてたので、テストフライト時にアイドルアップで急降下→急上昇とすればまあまあ厳しい条件がテストできたんですが、横風で右に回されちゃったり、テールが過回転する方をテストするにはテールインで高速に走らせながらピルエットしたり、要するにもっとウデを磨かないとテストすらできない…ということがわかりました。
nobさんのv120
なにやらテールブームにミミズが巻き付いてますが?
対してkantaさんのmCPxとREX250は風をものともせずぶぉんっ、ぶぉんっとチクチク飛び回ってました。や、やっぱりすごい…  ウデもすごいし機体のパーツを決定するまでにかけた試行錯誤の質も量も違う…

テールの安定以前に、2Sにしてもkantaさんの1S mCPxにパワーで及ばないということは、ESCの電流許容値が低いかジャイロの補正が強すぎてパワーを食ってるか、どちらかまたは両方ですかねえ… 今までESCの違いを気にしたことが無かったのですが、origin10AとDP-3Aの組み合わせ以外も試してみようと思います。

それと、前回お外テストした時はmCPx BLの重たいブレードを使ってたんですが、その方が風だとパワー落ちしないような気がします。今日はV922用に変えてたんですがBL用も試して比較すればよかった。

とにかくヘリOFFで一日たっぷり遊ぶためには、もっと落とさないで飛ばせるようにシミュ練が必要ですねぇ。。。

いくら腕が良くても機体が壊れれば落ちる…。kantaさんのREX君は、メインギア固定ネジが飛んでいきなりマイナスピッチで地面に叩きつけられたそうです。
よく大型機の墜落写真でこういう感じにテールがくんにゃり曲がった画像をよく見るんですが、これはブレードで叩いて曲がっちゃうんですねえ。


みんな早々に飛ぶ機体が無くなっちゃって日暮れ前に解散しちゃいましたが、一応主目的のV922ボードminiCPは浮いて背面まで入ることを確認できたのでとりあえずOKです。あと屋外ならサイドフリップはシミュレータと同じようにできそう。

何よりいろんな話が聞けて、いろんな機体が見られて本当に楽しかったです! ありがとうございましたー。

2013年10月24日

deviationでHisky!?

ついさっきコメント欄にdeviationでHiskyは無理、と書いたばかりですが、RCGのV922スレッドを読んでいたら本当につい最近動くようになったようです。
今までも何度かガセがありましたが、今度はフォローしてる人が何人もいるので本当みたいです。まだ9/28に動くようになったばかりらしいのでまだまだ人柱向けだと思いますけど。

http://www.deviationtx.com/forum/builds/2291-devo7e-hisky-protocol-2-two-way-switch

無線方式はdevoとは当然違うので、nRF24L01モジュールを内蔵するようです。これ自体は電子工作で普及しているモジュールなので簡単に手に入ると思います(うちにも買い置きが数個あります)

まあ、HT-8でうまく動いている人は実用上同じなので買って繋ぐだけのHT-8でいいんじゃ・・・といういまひとつ盛り上がりに欠ける雰囲気もありますが。



それと別件ですが、以前書いたNihui H377はV922スレッドでもやはり話題になっています。
みんな見るところは同じで、サーボが基板合体式じゃなくなってblade純正に近いように見えるのと、スワッシュ面に持ってきたアンチローテーションピンが人気です。少なくともFyreSGさんが既にポチったようなのでそのうちレビューが見られるでしょう。

基板の形や送信機、箱のデザインから、開発元はやはりHiskyだろうという見方が有力だったのですが、なんとHiSky_officialさんから否定コメントが出ました。Walkeraの技術者流出ニュースといい、あちらの国はドロドロしてますねぇ。

2013年10月20日

FBL80 6畳間インプレ

X-6SについてきたFBL80を、雨なので6畳間オンリーですが少し浮かしてみました。
かなり余裕でバックフリップ、背面ホバし放題でした。腕があればサイドフリップの方がコンパクトに回れるみたいですが、そっちはまだできません。

まずプロポ設定ですが、0ピッチでブレード水平がちゃんと出ているなら、動作幅はスワッシュミックスの画面だけで全て設定できて便利なので、DRやトラベルアジャストは全て100固定にしてスワッシュミックス画面だけで設定をしています。


6畳間フリップにはこのくらいがちょうど良かったです。広い部屋ではもう少しピッチを増やしたいかも。

付属バッテリーは180mAhでむちゃくちゃ小さいです。V922付属の300mAhと比べても半分くらい。
メインブレードをnano CPX用extreme
テールブレードもnano CPX用LYNXにしています
(性能ではなくオレンジ化のため)
どうせnano CPXより重いのでバッテリーも240mAhくらいが選べたらホバ派にはいいんですが、せっかく端子がwalkera式なのにSCPとかのwal電池はスキッドに入りません。
でもV922用というかmCPX用のは一応スキッドに差し込めるので、重心位置とか気にしなければ300mAhを腹に抱かせて飛ばすことは可能です。
V922用をつけたところ。
基板が下にはみ出してるのでこれ以上前に電池を寄せられません
300mAhバッテリーだと7分くらい飛ぶのでなかなか快適です。重くてフリップ戻りが苦しくなりますが背面に入れっぱなしでホバ練とかサークルやるにはいいかも。苦しいとはいっても6畳間でのバックフリップは十分可能です。


よく比較されるnano CPXとの詳しい比較インプレはBokkinenさんがすばらしい記事を書いて下さってるのでそちらを参照しましょう。


飛ばしてみて思いました。確かにnano CPXよりもminiCPに近い!

特徴はド安定! とにかくビタっと安定しています。グランドエフェクトがあろうが布団にひっかかろうが、即座にジャイロが立て直してどこにもすっとんでいきません。
その代わり、スティックで少し傾けるとその状態をきっちり維持します。吊り下げ効果でセルフレベリングしたりしないので、正確に水平を出さないとじわじわっとどちらかに加速していきます。
FBL100/V922も似た系統ですが、FBL80ほど安定していないので勝手にどちらかに滑り始める感が少しあります。

逆にnano君は、落ち着き無くぐらぐらするかわりに、かなりセルフレベリングも働くので、反射的にあちこちに修正舵をうちまくりつつも、なんだかんだで一定の範囲にとどまっている感じです。



この違いはブレードの重量のせいかと思って、厚くぼってりしたFBL80ブレードからnanoブレードに換えてみたんですが、あまり変化はありませんでした。(そもそも重量もFBL80ブレード1.2g、nanoブレード1.1gでほとんど違いなし)

ということは、本当にRX基板がminiCPチックだということで、ちょっと嬉しいです。なぜならパワーアップした魔改造機体を作るにはminiCPの制御は素直でとても相性がいいからです。

といっても、FBL80のフレームはパワーアップには向いていません。
nano CPXやmCPXと違って、サーボの間にモーターを抱いていないので整備性はいいんですが、ここに大径のブラシレスモーターを入れるのは根本的にフレームを自作するくらいの覚悟じゃないときつそうです。

0.5モジュールのごついメインギアは強そうでいいんですけど、これはパワーのために選択したのではなく、モーターをシャフトから遠くに置くために仕方なく大径化したんでしょう。

これをBL機に変更する場合は、無理せずminiCPフレームを使って、RX基板とサーボだけFBL80から利用するのが良いかもしれないですね。それってもはやminiCPかもしれませんが…


とてつもなくデュラブルだと絶賛されているFBL80ですが、(初期型でフェザリングシャフトが弱かったのを除くと)ひとつだけよく壊れるものがあります。
スキッドは初日にして既に3箇所折れました。。
しかもbladeヘリのパーツと互換性が無いので社外の強化スキッドが選べないんですよねぇ。。

X-6S mode1 から mode2 へのコンバート (簡単コース)

X-6Sのmode2コンバートについて、昨日はスティックのセンタリングスプリングを移植してあれこれ苦労しましたが、その後正しいやり方を理解しました。

正解は、左右のジンバルユニットをまるごと入れ替える、でした。


きれいな心で、一切いじって無いmode1の箱出し状態からスタートします。

おもむろに表側の化粧パネルのヘックスネジを全てはずして、ジンバルユニットを丸ごと浮かします。

左右のジンバルユニットを丸ごとさっくり入れ替え!

配線のコネクタを、右のジンバルは右2つのコネクタ、左のジンバルは左2つのコネクタ、に刺さるようにさし直します。昨日みたいにピンの入れ替えは必要ありません。
写真の中にはmode2の用語で各コネクタの行き先を書いておきました。(基板にシルク印刷されてる名称とは違うようですね)

後はソフト設定でmode2を選んでできあがり!

2013年10月19日

まともなプロポ買いました(X6S)

(追記:mode1→mode2のコンバートはこの記事内で紹介されてる方法ではなく、左右のジンバルをユニットごと交換するのが良い方法です)



V922の純正送信機があまりにもアレなので、まずはHT-8(と同じと思われるWL-T6)を買ってdevo7eでしばらく工夫してみましたが、どーにもうまくありません。
各地の情報どおりにスワッシュを120度設定にしても他の何を選んでもとにかくスワッシュの動きがへん(左右が非対称、±も非対称)で、2Dフライトはできるんですが3Dは気持ち悪いねじれた回転で飛ばす気になれません。
一応サーボは動くので、deviationのadvancedミキサーで複雑なmixを作れば飛ばすことはできるかもしれませんが、気軽にピッチやスロットルカーブを変更できないのでは意味がありません。

さらに追い討ちで1S仲間のsuperCPもRX基板が壊れてノーコン病になってしまい、一気にお外機体2機減ってしまいました。


で、あきらめてちゃんとしたHiskyの送信機X6Sを、秋葉原のRCチャンプで15800円で買いました。
いっしゅん電池5本要るの? と思いましたが左端は何か別のスペースのようです。HT-8みたいな3ピンの電源とPPM信号を繋ぐ端子が埋もれてますが、いったい何と組み合わせて使うんでしょうね。

さて、技適マークが付いてるのはいいのですが、こいつはモード1です。
ソフト設定でスティック配置をモード2にすることはできますが、内部のセンタリング機構を左右で移植しないといけません。

よく技適マークはふたを開けた時点で効力が云々という議論があって、それはまあ確かにそうなのですが、実はX6Sはそもそも封印シールみたいなのがなくて蓋があけ放題です。
まあ、ネット上にあまり情報が無いので、人柱になるべく自己責任で開けることにします。

赤でかこんだ2つのパーツを左右移植すればモード2にできそうです。左側の押さえ金具は簡単ですが、右のプラでできたセンタリング用スプリングは少々面倒でした。
これが縦センタリングのスプリング機構パーツ一覧
特に金属のピン3本が面倒です
この赤矢印のピン3本も移植しないといけないんですが、なかなかとっかかりがなくて…

結局表側のヘックスネジもはずして、ジンバルを少し浮かせる必要がありました。

で、メカ的には移植が完了したのですが、ソフト設定でモード2にしても何か動きが変です!
電源ONでスロットル警告が出て、スロットルレバー(ちゃんと左スティックになってはいます)を一番上まで動かしてやっと警告が解除されます。

どうも、スティック配置はちゃんとモード2として認識してるんですが、レバーの上下をソフトが逆に認識しちゃっているようです。X6Sはあまり高機能ではなく、これをリバース設定でどうにかしようとしてもうまくいきません。(リバース設定は最後のサーボ出力に効くだけなので、スティック上下とスロットルカーブの上下が逆転しているひどい事態には対処できない)

まあ、深く考えずスロットルスティックの上下を電気的に反転すればよさそうです。赤丸で囲んだコネクタの茶色と黒の配線を入れ替えました。(ポテンショは、たいてい上下のピンの間に一定の電圧をかけて、可動つまみに繋がっている中央のピンから電圧を取り出すようになっています)
その後いじっているとエレベータもなんか逆転してる感じだったので、左右スティックとも上下の認識がおかしかったのかもしれません。まあエレベータは設定で吸収できるのでいいや。

これでマトモに使えるようになりましたが、walkera/JR育ちの私としてはアイドルアップとスロットルホールドをどうしても入れ替えないと使えません。

これもソフト的にはできないので、配線をハンダ付けで延長して入れ替えればいいんですが、面倒だから子基盤とスイッチをごっそり全て左右入れ替えることにしました。

中央の基板に刺さるコネクタは触らず配線をクロスさせて、子基板はむりやり裏返してネジ止め。ピッチとスロットルのトリムが使えなくなりますがまあどうせ使わないでしょ。

これでとても素直にV922が飛ぶようになりました。HT-8と違ってほんとに素直です。遠回りしたけど買ってよかったです。最初から買えばよかったわー。。

X6Sの機能は、普段deviationを使っている私としてはあまり高機能ではないと思います。でもコンピュータプロポとしての一通りの機能はありますし、微調整mixを全く使わない私としては特に不満はありません。また、devo7eよりははるかに大きいので違和感が心配でしたが、V922純正送信機よりは微妙に小さくて、かろうじて親指が全範囲自然に届くので思ったより違和感はありませんでした。


そうそう、動作確認用のテスト機体も付いてきました。

2013年10月17日

Blade 130X サーボトラブル

私の130Xは購入後20フライト全くなんのトラブルも無く飛んでいますが、ヘリ部長の新品箱出し130Xは、買った直後からテールギアケース破損、テールローターシャフトベアリングガタ、テールギアDカットなめと、テール周りのトラブルが続出しました。

結局トルクチューブ後端がはまるDカットなめが非常に多いということを学習してからは、そこを重点的にチェックするようにしてテールトラブルは沈静化しました。

そしていきなりパワーアップのためにSPINモーターを取り付けてから、謎のサーボ死亡が始まり、連続4個のサーボが死に、まだツン子の呪いが続いています。


で、4個中少なくとも2個の原因が判明したのでそこについて書きます。

130Xのフロントサーボは、メインシャフトのコーンギアとモーターの間に位置しています。それはいいのですが、このクリアランスが厳しすぎて、後ろ側はサーボの基板面がコーンギアに接触しそうです。前側は純正モーターなら余裕がありますが、SPINモーターを付けると今度はモーターのアウトランナーがサーボのロッド取り付け樹脂(上下に動く部分)に接触します。

サーボの基板面とコーンギアのクリアランス。ほぼ無し。

別角度から。ギアが黒いチップに今にもかすりそうです。

で、純正プラギアならまだいいんですが、純正オプションのメタルギアに交換すると、びみょーーにギアが大きいらしく、フライト中にサーボのトランジスタやFETを削ったり吹き飛ばしたりします。

ヘリ部長の機体では、サーボ死亡のうち3回がフロントサーボで、そのうち2回が下の写真左のように6ピンのチップ(FETかな?)がまるごと吹き飛んだケースでした。
基板の下端についている四角いのはCPUだと思いますが、その上方にある黒チップのうち、中央ちょい左には3本足が上下に2つ並んでいて、その右側には6本足が上下に2つ並んでいます。
モーターを両方向に駆動するHブリッジ回路は、モーターの正転、逆転にそれぞれトランジスタとFET2系統を必要としますんで、3本足がトランジスタ、6本足がデュアルFETかなぁ?と思いますが定かではありません。

なんにせよ、左右に並んだトランジスタとFETと思われる石の、上のペアがサーボを下に下げる用。下のペアがサーボを上に上げる用です。

なので、この写真のように上のペア側のFETが吹き飛んだ場合はサーボが上がるけど下がらなくなります。手でモーターをくるくる回してサーボを十分下げてやると、途中で突然反力が働きだしたり、上方向には動いたりするのでCPU部分は生きていてブリッジの片チャンネルが死んだだけだとわかります。

こういった場合はFETかトランジスタを、他のサーボ基板から移植するか、または相当品を手に入れてきて貼り付ければ直る可能性が高いです。今回は明らかにFETが物理的にロストしていたので、上下とも全く反応しないけどFETは残っているもうひとつのサーボからFETを移植し、フロントサーボ3つのうち2つが復活しました。(ということは、もうひとつの死亡サーボのFETは運よく無事だったということですね)

コーンギアは、ちょうど上のペアのトランジスタを削りFETの角にひっかかって吹き飛ばすような位置にあるので、上のペアのチップが破損するケースは多いようです。


こちらの掲示板では
  • サーボの取り付けにシムをはさむなどで、できるだけサーボを機体前方に寄せる。
  • メタルギアのエッジを少し削る
  • ギアの金属ダストで基板がショートしないように、フロントサーボの基板面をテープで保護する
という対策が提案されています。どれも大変もっともな内容です。


HH自身もこの問題は認識しているようで、もっとも削られやすい位置にある、上のペア側のトランジスタの位置を少し下に移動するパターン改良をしています。掲示板にある写真は対策前の基板、私の貼り付けたヘリ部長サーボの写真は対策後の基板です。すこーしだけトランジスタ位置が下に寄ってますね。


FET破損以外の理由で死んだフロントサーボと、これまた原因不明で死んだテールサーボの故障モードはまだわかっていません。

1ヶ月ほど前に買った130Xですが、ヘリ部長の機体は左スワッシュサーボのみが対策前の基板という混載状態でした。てことは最近の130Xサーボ品薄騒ぎは、このトランジスタ位置の改良で生産を一時止めたせいかもしれませんね。



いずれにせよ、nanoCPXやmCPXと違って、デュラブルなはずのリニアサーボがかえってアキレス腱になっている状態なので、可能なら社外ロータリーサーボに入れ替えたいと思っている人も多いと思います。
テールサーボには元々そういう選択肢が用意されていますが、スワッシュサーボはマイクロヘリのカーボンフレーム+アルミアタッチメント+Hitecサーボというとてつもない高額コースしか知られておらず、そこまでするくらいならサーボ買いだめしたほうがマシです。


取り付け方法を自作でどうにかするコースであれば、まずテールサーボは非常に小型のHK5330を使って飛べている人がいます。テールサーボは取り付け自由度が高いので試すくらいは機体を台無しにしないでもできそうです。
フォローした人も快調に飛んでいるようですが、なにしろかなり小さくてトルクも純正リニアの半分しかないサーボなので、寿命の面では不安があるという声が出ています。

このサーボはいくつか持っているのでもし今のテールサーボが死んだら試したいと思います。


スワッシュサーボもマイクロサーボを試している人が何人かいますが、まだ取り付けやすくて定番の改造コースというのは無いようです。

2013年10月16日

130X 購入の経緯

こっそり買っていたBlade 130Xですが、Heli-Xシミュで250とか450サイズで練習していると、やはりマイクロ100クラスより上の機体も1機くらいは体験しておきたいと思っていました。

どうせぶっ壊すに決まっているのでT-REX系はまだまだ早いとして、初心者用のミニヘリは130X、V120、(ちょっと大きいけど)MasterCPあたりが候補になりますが、V120は1Sというところが残念。miniCPのハイパワーBLで、いくら頑張ってもモーターパワー、フライト時間、敏捷性のどれかは実現できないというのを思い知ったので、V120なら買って即2S化したくなることでしょう。(それもまた楽しそうですが)

同様にmasterCPのBL化も楽しそうですが、nobさんがあれだけ苦労してるところを見ると、恐らくぎゅんぎゅんに飛ばすまでには相当の試行錯誤が必要になると思います。しかも250サイズのベース機体は、T-REX互換機なら5000円から出ているので、ぎゅんぎゅん飛ばす改造目的で新品のmasterCPを買うのはあまりにもロジカルではありません(趣味だから楽しいって理由だけで十分ではあるんですが)


まあ、半ば130Xに決まっているところに環境要因がいくつかありまして、まず貝塚ヘリ部長が最近130Xを買ったこと。次に日本でもそうめったに無い130Xを常に平積みしているショップ、RCデポがアパートから数分のところにあること。そしてそのRCデポで、不具合戻り修理品が2万ぽっきりで売られていたのが決め手になりました。3機あったけど他の2機もすぐ売れちゃいましたね。どなたか買った人いますかー?


さすがに専門ショップの調整済みだけあって部長の箱出し新品よりもずっとトラブル無く飛びます。

バッテリーは純正があまりにも高いので、RC-DEPOTブランドのDeeForce 2S-350mAhを使っています。純正バッテリーの端子はJST-PHを使っていていまひとつ一般的じゃないので、機体側にふつうのバッテリー用のJSTのBECコネクタ(?)を追加しました。

上が元々のJST-PH 3ピン
下がJST-BEC2ピン

フレームはV120よりも剛性が高そうな左右分割の箱型で、バッテリーはT-REXみたいにフロント斜め積みです。運動性が高そうに見えますが大きいせいか意外なほど安定しています。

左右のリニアサーボはいいとして、フロントのサーボがモーターの後ろにいて、明日また書きますがこれが数多くのトラブルを生みます。
モーターはφ12のインランナーで、14φのスペースが確保されてるので100サイズと共通のモーターがなんでも付きます。でもほんと、純正で十分パワフルだと思いますよ。

2013年10月14日

今週のminiCP (すいませんこっそり新型機導入してました)

久しぶりに週末のヘリ部活動をやりましたが、とにかく貝塚さん(ヘリ部長)の130Xが絶不調で修理に明け暮れた週末でした。130Xについてはだいぶ書きたいことが増えてきたので後でまとめます。


こちらの手持ち機体は
  • miniCP dual-BL 2S-2S (HP06v2 HexTronik7700kV)
  • superCP mainBL 1S (HK14000kV)
  • V922 mainBL 1S (HP05S)
  • nano cpx mainBL 1S (spin SMT1404)
あたりですが、まともに飛ばないのが多数。

V922は制御かプロポ設定かどちらかがおかしくてあきらめムードに。
SCPはV922ブレードとジャイロ7:30でひじょーーに扱いやすい飛びが実現できたんですが、謎の受信カットノーコンが多発して墜落とサーボ破損を繰り返し飛行不能に。
nano君はインドアで使うから強風の週末にわざわざ飛ばさなくていいかな。

てことで、結局2Sの2機が主力になりました。

あれ、130X持ってたっけ!? 

すいません、miniCPを2Sにしたあたりでこっそり衝動買いを… 
何かいじる時に書こうと思ってたんですが箱出しで全くバラしてないのでなかなか言い出すチャンスがありませんでした。

壊すのが恐ろしくて危ないことをしてないので、ほぼ完全なストックでブレードの色を変えただけです。今週末でかなり飛ばしたので累計15~20フライトくらいしたと思いますが、まだ何も破損はありません。ラダーサーボのぶるぶる意外に特に問題も出ていません。



miniCPの方は130Xに比べると風に弱いのと、そもそも覚えたての背面サークルを練習してるせいで何度も落としました。モーターのPWM信号取り出し線が切れたりする程度には壊れましたがサーボ破損みたいな物理破損は特になし。2Sで無理してるわりにはデュラブルに仕上がっています。

今回は130Xの不調で飛ばすヘリが無い貝塚さんをこき使ってminiCPの動画を撮ってもらいました。
いつもと同じiPhoneなんですがやっぱり画面に入れるように気を使わないでいいと近くで飛ばせるので大きく写りますねー。
しかしこのすり鉢グラウンドは、風が少し弱い代わりに周囲が全て暗い木なので見えない…


130Xの方は動画を撮ってもらった時だけ緊張して落ちたのでありません。
逆に考えると、動画を人に撮ってもらうと難易度が上がるので練習としてはいいですね。


過激な2Sもいいですが、1Sブラシレスの手ごろな機体も今の私には練習になっていいなー、とSCPを飛ばしていて思いました。なんとかノーコンの原因を突き止めて実戦投入したいです。

2013年10月8日

BLテール(1mmシャフト)用テールローター

多くのブラシレステールモーターは1mmのシャフトを持っています。

SCPやV922等の純正テールローターは0.8mmシャフト用なので、まあ穴を広げれば1mmシャフトにも装着はできますが、どうせなら最初から1mmシャフト用のテールローターが欲しくなります。

で、helimonsterやCJなんかでお勧めされてるのがwalkeraのCB100とかの旧型機向けローターですが、これはカッコよくないし、形が反り返りすぎてて効率もあまりよくないです。何よりシャフト周辺が弱くて何かにあたるとすぐ砕け散ります。



他の純正パーツだと、wasp nano cpxが1mmシャフトの7mmモーターを使ってるようで、こいつの純正テールローターは1mmシャフト用です。
http://www.chinesejade.com/sky_NanoCP.htm なんかを見るとリプレースでSCPの親戚っぽいローターも安く出てますね。



一方、普通のSCPテールローター(41.5mm)と相似形で大型の48mmテールローター (注:これも1mmシャフトです!) もあります。
国内だとヘリプラスが販売してたんですがすっかり欠品中なので、50円高いですがマイクロヘリクラブさんなら在庫があるようです。

で、これの元ネタはどこかと思って検索したら、rc711に3Dproの48mmテールローターというのがありました。しかも安い。

てわけで、どうせばんばん消費するので20個ほど仕入れてみました。すぐ届きましたよん。
金型的にはヘリプラスやMFCのものと同じものだと思いますが、材質が変更されてて黒く不透明で弾力がある素材になりました。耐久性は上がったと思いますので悪くないです。

まあ、だから何っつーこともないんですが、wasp nano CPX用の7mmモーターで19.5gのスラストを発揮しますんで性能は良いです。


おまけ: V922(手前)のテールを純正ブラシ+SCPローターに戻すついでにヤケクソでメインブレードを換えてみました。一応部屋ホバは浮きました。異常に浮きがよくて笑える。。


Nihui H377??



http://www.banggood.com/Efly-MDPX280-6CH-3D-Single-Blade-RC-Helicopter-RTF-p-88049.html


なんかまたmCPXクローンっぽいのが出ました!
mCPXというか、FBL100クローンというか…

テールは7mmのような予感がします。
FBL100よりはまともそうなテールローター、容積に余裕のあるキャノピー、そこそこ強そうな白スキッド、FBL100よりは剛性のありそうなメインフレーム、後ろにもってきたアンチローテーションと、けっこう正常進化のように見えます。

HiSkyのOEMかと思ったんですが、RX基板はFBL100とは全く違いますね。肝心の無線チップはよくわかりません。

TXは、雰囲気はHiskyに似ていて、うーん、液晶の右にボタンぽいものは見えるんですが、ムービーを見る限りV922純正送信機とそっくりな画面の真ん中にスロットル%が大きく表示されてるので、たぶんV922みたいなトイグレードではないかと思います。ってことは他社プロトコルと互換性があるかどうかに全てがかかってますね。

とはいえこのスワッシュとメインフレーム、スキッドは安ければ気になりますねー。あとオールインワンのテールモーターホルダーも。


が、残念ながら今となってはあまり安くない…
ヘリとして見るとminiCP買うほうがTXとRXの価値は圧倒的に上じゃないですかね…

2013年10月7日

週末フライト 2Sだけが快調

せっかく2Sが盛り上がってきた所なのに、先週は週末も仕事で全く飛ばすチャンスがありませんでした。

今週も悪天候で1時間しかチャンスが無かったんですが、なんとか数本飛ばしてきました。


まずは快調に飛んだminiCP dual-BL

・HP06S v2 6800kV main motor at 2S
・Hextronik 7700kV tail motor at 2S
・FBL100 bullet blades
・240mAhリポ (純正240mAhを2直列)

先週と全く同じ仕様で、スキッドのバッテリー固定マジックテープだけ、ちゃんと縫い付けてメインシャフトの真下にがっちり保持できるようにしました。あと写真が紛らわしいのでキャノピーをminiCP用にした…ら、これほんと見づらいですね(泣)


動画もまた撮ってみたけど、この背景の木が見づらいですよねぇ。ここは草地なので墜落を考えると最高の場所なんですが、もっと上手になったら青空バックで飛ばしてみたいです。
2Sだから気にしなかったけど意外に風がありました。

ブレードの件は、今回もV922用のbulletを使いましたけど、1フライト目に試しにmCPX BL用の片側3gクラスのを使ってみたら、それはそれで問題なく飛びました。重くなったぶんサイクリックのトラベルアジャストを125%まで広げてみたら、強烈な浮きとぎゅんぎゅん反応を両立することもできました。まあ、どっちでも良いなら軽い方が長く飛べるだろうってことで当面V922ブレードにします。



お次は、V922でクレイジーパワーを発揮したHobbykingの14000kVモーターを、SCPの方に移植してみました。やっぱりこのモーターはサイズのわりに異様にパワーがあります。スペックにも5A  20Wとなってるので、HP03Sの場合は20秒限定となってるmax5Aを、こっちは制限無しで使えるってことだと思います。
実際使った感じもHP03Sよりは明らかに暴力的です。HP05Sにはトルクで負けるけどkVはいい勝負なので、ふわーっと浮かした状態から急制動をかけるような使い方ならHP05Sに近い動きをすると思います。
この動画だとジャイロ設定(RX基板のポテンショ位置7:30)が悪くて背面でぶるぶる子犬になっていますが、この後6:30まで下げたら綺麗に素直に飛ぶようになりました。ただジャイロゲインを下げてるので、純正ブレードだとnanoCPXみたいにゆらゆらと傾く感が出ていて、walkera特有のびたっとした安定はありません。
miniCPのRX基板だとPOTはどの位置でも子犬ぶるぶるは出ないんですけどね。

まあ、でも思ったよりはまともに飛びました。後述のV922よりはよっぽど快適です。
2フライト目に振動でモーター固定ネジが取れた…のと、CJで試しに買ってみた樹脂ピニオンが削れてきてリタイヤしました。やはりピニオンは金属に限ります。

それと、このSCPはテールモーターは7mmブラシのまま(ブームは15~20mmくらい延長)です。今のところメインにこの暴力モーターを使ってもなんとか抑えてくれています。
フライト時間は400mAhバッテリーで3分。HP05Sの2分よりマシだけど、足りない…



最後に問題児のクレイジーV922さんは、モーターをHP03Sパワーダウンして、テールモーターをHobbykingの12000kVに換えてみたりしてなんとか楽に飛ぶセッティングを見つけようとしたんですが、立ちゴケでブレード粉砕… 
ブラシモーター時代は回転を上げてから飛べば離陸に苦労しなかったんですが、テールブラシレスは始動性の関係でどうしてもくるくる回ってこける率が高いので、諦めてブラシテールに戻すかもしれません。
せっかく500mAhバッテリーも届いたんですけどねぇ
この後ブレード交換して少し飛ばしたんですが、フライト中にノーコンくるくるぱー落ちして、その後再バインドもしない病になったりとV922基板のツンデレ洗礼を受けてきました。

Bokkinenさんとvuvuさんの例を聞いていたので、なにかの拍子に納得いかない感じで直るだろうと思って、持ち帰った後無意味に電池を抜き差ししていたら、やっぱりなにかの拍子に直りました。納得いかない……