2013年10月27日

V922(FBL100)メインボードでminiCPを飛ばす

nobさんのこのコメントから始まったこの企画、さすがにFBL80ボードはネジ穴的な違いがあってポン付けからはかなり遠いんですが、V922(FBL100)のボードであれば、少なくともネジ穴は互換性があるので、miniCPを飛ばすために配線をそろえてみました。

と、ここでわれらがヘリモンのこの変換ケーブル、元はBlade基板にwalkeraサーボを繋ぐためのものですが、BladeサーボとHiskyサーボは3本の線の両端(グランドとシグナル)が逆になっている以外はコネクタとしては同じJST-SHなので、ピンを入れ替えればHisky用にも使えてしまいます。

自分で作ることも可能ですが一本90円という破格のお値段なので、とりあえず5,6本持っていて損はありません!

まずはコネクタをポチって、届いたら左右の線を入れ替え。けっこう弱いので失敗して壊しやすいです。不安がある人はこの変換コネクタをいじらずに、miniCP側のサーボコネクタを白黒入れ替えたほうがいいかもしれません。
右がヘリモンケーブル
左がピン入れ替え済み
あとはこれでサーボを繋ぐだけなんですが、スワッシュサーボの並びが、V922は右、左、リアなのに対して、miniCPは右、左、フロントです。
ここで最優先で考えるのは、基板のジャイロによる自動補正です。これはプロポをどう設定しても変更できないので、基板とサーボの位置、方向は絶対に合わせるしかありません。

この場合一番確実なのは、基板を前後裏返しに装着することです。
ジャイロの気持ちとしてはテールローターが機首に着いている機体だと思って飛ばしていただくことになります。
前後裏返しに装着。
一応バッテリーコネクタもwalkera用に代えておきました。
後は、テール側が機首だと思って、基板上のコネクタに写真左側から、左サーボ、後ろサーボ、右サーボ、の順にサーボコネクタを差し込んでいきます。

この時点で動作確認するには、モーターコネクタを抜いてプロポをバインドし、スロットルを少し上げた状態で機体をあちこち傾けます。スワッシュが水平を維持しようとすればジャイロとサーボの関係はOKです。

後は、本当にテールが機首からつき出てると思ってそのまま飛ばすか(笑)、またはプロポ設定でエルロン、エレベータを±逆転させることです。X-6Sの場合はスワッシュミックスでエルロン、エレベータの符号を逆転させて両方マイナスにしたらばっちり正常に動くようになりました。

まるで最初からそこにあったかのように自然に着いてますが、
基板が下にオフセットしてバッテリーの前側がふさがります。
でもminiCPはバッテリーを機首に突き出させないので問題ないでしょう
基板を裏返したりかなり大ごとだー、と思ったのですが、実際やってみるとハンダ付けはテールモーターとバッテリーのコネクタだけだし、ほとんどポン付けと言えるレベルですね。

この状態でホバってそれなりに飛ぶことを確認したので、そのままV922のBL化の要領でHK14000モーターに変えてみました。

で、今日のヘリOFFで確認してきました。純正ブレードで飛ばして、背面に入れる程度は全く問題ありませんでしたが、バッテリーが弱いのか風のせいか、はたまたピッチが多すぎかわかりませんが、風にあおられながらの背面戻りでフルピッチをかけたらくるくる回って落ちて、捜索にえらい苦労したのであまり多くは確認できませんでした。

電気的にはFBL80ボードもだいたい同じ(プロポ設定が同じだと少しサイクリックトラベルが狭いですが)なので、基板固定のためのブラケット板をプラ板等で自作すればFBL80ボードでも飛ぶと思います。

FBL80の機体にFBL100ボードを付けるとぐらんぐらん左右に暴れて安定しないので、ジャイロのピタホバ度、応答速度はやはりFBL80ボードが上のような気がします。が、ジャイロが強ければ一概に飛行性能が上がるというわけでもないのでどちらが向いているかはわかりません。

5 件のコメント:

  1. Sachihoさん、こんにちは

    FBL80にFBL100のボードだとタコ踊りですかぁ~

    SCPのブレードでもタコ踊りですし、
    V922は元々、ホバがどっしりしている一方、流れ出すとアテ舵が効きにくく、
    急に姿勢を崩して、機体が縦になると補正が効かずに収拾がつかなくなる・・・
    という感じなので、電脳(ジャイロ)のせいだと思っていました。

    それが、miniCPに裏返しに付けてちゃんと飛ぶというyのは、どぉ~ゆ~事なんでしょうねぇ~(^〇^;)
    V922 も基板を裏返しに付けてエルロンとエレベータをINVすれば、ちゃんと飛ぶのでしょうか?(爆)

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  2. Sachiho様
    お手数掛けます。オフ会で見せていただいて、あっけないくらいちゃんと飛んでいてビックリでした。フレーム取付のビス穴がぴったりというのが嬉しいですね。しかも、値段が安い。
    変換プラグが売ってるのもうれしいです。これはmini cp持ちとしては挑戦しない手はないですね。
    クルクルの原因ですが、HK14000でテールがブラシでは7mmでも力不足ではないでしょうか?

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  3. vuvuさん
    タコ踊り、ワタシも体験してみました(笑)
    ただ、FBL80にV922ボードのケースは、nano CPXのブレードを使って軽くした状態だとタコ踊りですが、FBL80の純正ブレードなら意外と普通に飛びました。ほんとに境目はぎりぎりみたいなので、ブレードの重量はセッティングアイテムだと割り切ってむしろ違いを楽しむほうがよさそうです。
    V922ボードの癖は未だに良くわかりません。確かに流れてどっかに飛んでいく傾向はあるんですが、微妙な傾きを維持するって意味ではむしろ正しいかもしれないですしね。ひっくり返そうとすると姿勢を崩すのはBL化すると時々ありましたが、まだ原因はつかめていません。結構これがジャイロじゃなくてテールだったりするんですよねえ。。
    REX君なんかだとジャイロは背中に積んだりお腹に抱いたりしますし、裏返しはそんなにひどい改造じゃないですよー(笑)


    nobさん
    nobさんが来る前に一度アイドルアップの瞬間くるくるぱー落ちしてたりします(ノーマルとアイドルアップの回転数差が大きすぎました)
    フルピッチを入れてテールが回るってのはごく普通の負け方なので、HKモーターのトルクに7mmがついていけてないだけでしょうね。元のSCPでどういうわけかHKモーターと7mmがかなり良いバランスで飛んでいたのでつい油断しちゃいました。
    基板が安いのはいいんですが、問題は送信機の入手ですよね。。
    おまけでFBL80がついてきちゃう初期投資を許容できるならいけるんですが、nobさんなら引きこもりインドア機体も持っていないのでちょうどいいかも!

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  4. おおー、こりゃまた面白そうな改造!
    キャノピーは、すんなりはまりますか?

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    1. 意外とあっさり成功して本人もびっくりです。
      キャノピーはばっちりはまりますよー。
      元々キャノピーの下側は余裕があって上側がきつかったくらいなので、純正ボードよりすんなりはまります。

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