で、そんな衝撃も覚めやらぬ日曜日に、miniCP-2SのESCコンデンサが爆発しました。つーかまあ焼けただけですけど。
元々ここ2週くらいminiCPのテールの調子が悪くて、びったり安定しているかと思うと突然ピルエットで1回転してまたすぐびたっと安定したりしていました。
いかにも制御が一休みしたみたいな挙動なので、RX基板なのか…? と思ってヤフオクでスペアのminiCPを探したりしていましたが、ついにテールがめったに始動しなくなってしまいました。
BLHeliの設定をいろいろ変えては試しているうちに、とうとう電源ON時のBLHeliのぽぺらっ音さえ鳴らなくなってしまって、やっとESCがおかしいと気づいたそのとき、ぱんっと音がしてminiCPから煙が…
2つ並んでるESCの手前側の、よくあるオレンジのコンデンサが見事にこんがり焼けていました。
慌ててESCを撤去して、テールにブラシモーターを付けてチェックしたらヘリの方は無事でした。よかった…。
で、この焼けたコンデンサですが、このパッケージはタンタルコンデンサのようです。
タンタルコンデンサはショートモードで故障することで有名な困ったちゃんですので、
- なんらかの理由で壊れてコンデンサ容量をほとんど失った状態(たまにテールが停止病)
- ショートが始まって電流が流れ出す(モーター始動せず、ESC始動音鳴らない)
- ショートが一気に進行し焼けて患部が吹き飛ぶ(黒焦げ)
みたいなことだったのかなーと思います。
てことは、コンデンサさえ撤去すれば他は生きてるんじゃ?と思って黒焦げコンデンサを撤去すると、ふつーにBLHeliの始動音が鳴りました!
手持ちにはちょうど100uFのコンデンサはありませんが、10uFのセラコンならあるのでこれ付けとけば無いよりだいぶマシでしょう。
しかしこのパッケージサイズで100uFというと、チップセラコンでも無くはないくらいの容量です。なんで危ないタンタルが必ず使われてるのかなーと思ってぐぐると、
http://blogs.yahoo.co.jp/hossi_y1952/27379840.html
すごくわかりやすい記事を発見しました。なんと積層セラミックはDC電圧をかけると容量が激減するんですね。
電源のパワーを溜め込むという目的では、低格耐圧の1~2割程度までで使わないとほとんど意味を成さないですね。
上でくっつけた10uFは耐圧25Vなので、8V時で耐圧の33%… まあほんとに無いよりマシって程度でした。
というわけで、不動になっていたminiCP-2Sが労せずして復活しましたー♪
こんばんわ
返信削除タンタルコンデンサーには極性があって、逆電力には極端に弱いんですよね。
リップル電流の吸収用ならともかく、逆起電力の発生しやすいモータ-周りに使うなんて・・・
モーターには逆起電力はつきものですから、逆にセラコンでも問題ないと思うんですけどね。
しかも安くない(むしろ他のコンデンサーよりもお高目)のに
何を考えてタンタルにしたんだか理解に苦しみますね。
そうそう。私もそう思ってたんですよ。
削除でもリンク先の記事を読んだら、電源平滑用途に関しては積層セラミックでタンタルの容量を出そうと思ったら(実効容量が10%くらいに減ってしまうので)10倍くらいのサイズや重量になってしまうってことみたいです。
サイズが大きくなってくると電解も使うようですが、ひたすら軽量小型化を狙う1S用のESCではタンタル/ニオブの性能は重要なんでしょうねぇ。