RXが独自っぽいところで今のところ完成品としては用無しですが、パーツを適当に入手してキメラ機で遊ぼうと考えてる人はあちこちにいるようで、joecloneさんが一番気になるあたりの互換性を調べてくれました。
残念ながらサーボ取り付け穴も縦方向の幅がV922やmCPXと違うので独自規格。丈夫そうなスキッドもピン間隔がV922およびmCPXと互換性無しです。
まあ、サーボの取り付けさえどうにかすれば、メインフレーム+スキッド+後ろARのスワッシュ という3種の神器を全てH377のものを使えばV922と合成することはできそうです。
というわけでパーツをポチってみました。実際にはBGにパーツが上がってすぐポチったんですが…
他にもヘッドまわり一式とかブレードとか発注しましたが 半分くらいしか送られてきてません |
とはいえ、さすがにサーボマウントが1箇所だけ出っ張ってて少しでも負荷がかかるとモーターに接触するので、無加工にこだわらずこのマウントは削ってあげてくださいね。
この写真で言うとモーターの右下あたりです |
さて、V922のサーボをH377フレームに仮止めしてみましたが、上下のネジ穴間隔が合わないので上しか留められません。しかしそれ以前に、これじゃモーターにICが接触して130Xみたいにサーボ死亡しちゃいそうですね。
サーボ以外にはこの後何も苦労することなく組みあがったんですが、テストで飛ばして数回落としてたらフレームのこの位置がぱっきりもげました。FyreSGさんも全く同じ位置で破断した写真を載せていたので設計的にここが弱いようです。
キャノピーマウントが1本折れてるのは輸送中つぶれです まあ中華通販じゃこのくらい日常茶飯事ですよねー |
というわけで、nano君やV922の時みたいにサーボを浮かせます。スペーサーを自作するんですが、うちではHK5330についてきたサーボホーンの余りをこうやってちょん切ってよく使います。4つ足ホーンなんてヘリにはなかなか使いませんからね。
スペーサーで浮かせつつサーボを留めたところ。
下側の穴はサーボの固定には使えないんですが絶対にサーボがモーターに接触しないようにネジとスペーサーだけはフレーム側に入れておきます。
左がH377のメインシャフト。ストッパーから上が少し短いですね。実際に機体の背丈もこのぶん低いです。比較して見ると、フレームのサーボマウント位置がV922よりも数ミリ低くて、そのぶんロッドもスワッシュもローターヘッドも全て数ミリ低い位置に付くようです。つまりV922フレームよりも3D向きと言えるでしょう。
左がH377 |
ARガイドが後ろという点ばかり気にしていましたが、なんとH377スワッシュは出力側のボール足が、2ペアで足の長さが少し違います! これはジャイロ感度の微調整に使えるので、ブレード重量以外にもセッティングの余地があって良いです。
左がH377 |
サーボ以外にはこの後何も苦労することなく組みあがったんですが、テストで飛ばして数回落としてたらフレームのこの位置がぱっきりもげました。FyreSGさんも全く同じ位置で破断した写真を載せていたので設計的にここが弱いようです。
そんなときはもちろん、カーボン平板をCA接着で補強ですよ!(笑)
さすがに破断したフレームなのでこれで強度が十分出るか不安でしたが、実際飛ばしてみたらこの補強後は何度か落としても大丈夫でした。カーボン平板は万能です。
元のV922から引き継いで、デュアルブラシレス(HK14000メイン、HK12000テール)です。まだテールのセッティングは出ていませんがとりあえずそこそこ飛びます。
キャノピーも問題なく着きます。ESCのコネクタ位置の関係で少しカットしていますけど。
なんか元よりも低くぺたっとした感じで不思議です。車の車高を下げたときの気分ですね。
白スキッドは壊れないし離陸安定性もいいので最高です。V922純正とは比べ物になりません。
問題はフライト性能ですが、なかなか私のウデではうまく扱えません…
V922のRXはwalkeraと違ってかなりふらふら傾くので、パワーは出てるんですがすぐ向きがわからなくなって落としちゃいます。
この動画では横フリップ失敗の時にピッチをかけすぎて、テール負けであさっての方を向いた後に混乱して落としています。
とはいえ、元のV922フレームでは、HK14000モーターを使うと純正ブレードではまともに飛ばず、ぐらんぐらんタコ踊りになっていました。この動画では純正ブレードでややぐらつく程度で飛べているので、ヘッドが低くなった効果が出ているように思います。
ARガイド位置の効果はよくわかりません。元々V922はエレベータを引くと背面になるまでの間に左にがくっと傾く癖があって嫌なんですが、その癖はこの動画でも出ています。なんででしょうねぇ…
ウデが追いつかなくてまともに飛ばせて無いのでたいしたことは言えませんが、このフレーム流用は
良い点
- マスト高が下がって、傾いた時にぐらぐらしにくい。多分ロールレートも上がっている。
- スキッドが離陸時に傾かない。墜落しても丈夫
- ブラシレスモーターが無加工で付くのでモーター周りのフレーム強度が落ちない
- スワッシュの出力ボール腕が2種類ある
- テールブームは2.3mm丸ロッドか、2mm角ロッドどちらでもはまるようになっている。
- スワッシュ面にARピンが付いた正しいスワッシュ
悪い点
- メインフレームの後ろ部分が破断しやすい。補強必須。
- サーボ取り付けネジの上下間隔がV922と互換性なし
- 左右のサーボが少し前後にオフセットして付くので、サーボロッドを少し曲げるか、H377の言うサーボロッドを使って取り回しを考えないと左右非対称になる
といったところです。総じてお気に入り。BL化するならお勧めです。
Sachihoさん、こんにちは、vuvuです。
返信削除おお!H377フレーム化、イイ感じですねぇ~!
早速カーボンロッド活躍ですね!
サーボの下側もちょっとフレームを足して何とかネジ止めできそうな・・・
もしかして、V922のメインシャフトとリンケージを詰めるだけでも、飛びがかわるかなぁ~(^〇^;)
vuvuさまこんばんはー。
削除サーボの下側は、逆にもう少しはっきり離れたほうがかえってやりやすい気がします。中途半端にネジ穴半分くらいずれてるのでちょっと微妙ですねぇ。
いっそネジ穴4つともスペーサーで動かして全く関係ないところにサーボを配置したら、さらにマストを下げられるかもしれませんね!
ああ、どんどん3Dプリンタが欲しくなる…
マスト長やスワッシュ腕長はぶるぶる病(悪化するとタコ踊り)にかなり敏感に効くような気がしますねー。
決して短いほど良いというわけではないと思いますが、V922は元々がちょっとのっぽすぎるんですよねー。
機体を持ってないのでピンとこないですが、写真を見る限り、フレームに盤状の所がなく軽そうですね。モーターがセンターなのも新鮮です。
返信削除メインシャフトがほんの少し短いだけなのに凄くローターが低く見えてかっこいいです。
フレームはいかにも軽そうだし、サーボもケースが無くてさぞ軽いだろうと思うんですが、mCPX系はなぜかブレードやブレードグリップがかなりゴツくて重く、機体全体ではあまり軽くないです。
削除といってもそういった箇所を軽くすれば間違いなくこのblade流の方が最軽量を狙えると思います。その頂点がnanoCPXのフライト重量29gですねぇ。
ローターが低く見えるのはキャノピーの形状とか幅広スキッドによるだましで(笑) 実際はまだまだminiCPのマストのほうが(たとえばモーター位置から測って)低いです。
両方飛ばし比べるとかなり設計思想が違う感じでおもしろいですよー。
sachihoさん、こんにちわ!
返信削除早速のブラシレス化ですか〜。
互換性はほとんどなさそうですね〜、残念です。
H377のサーボを使えば改造もかなりラクになりそうですけど、それじゃあ基板入れ替えですよねぇ。
ドコにもないヘリを作るとゆーsachihoさんの記事で楽しんでおきます〜!
互換性はおもったより低かったですねー。サーボの穴位置微妙に変えるとか絶対わざとだろ!と思います。
削除H377サーボは電気的には互換性あるんじゃないかなー、とも思いますが、さすがに高いので買って試す意欲は起きないですねえ。
決してどこにもないヘリを作ろうとしてるわけじゃなくて(笑)おすすめ定番改造、みたいなものを見つけ出したいなーと思ってはいるんですが、なかなかぱっとしない作品ばかりになっちゃっています。