これでしばらくは快調に飛んでいたんですが、何度か落としてガタが来ると共に、ちょっと別の問題が起きるようになってきました。
この写真の矢印の箇所ですが、テールブレードにフルピッチをかけると、レバーの下端のY字フォークの部分がピッチスライダーのピンから外れるようになってきました。
ここが外れるともうテール操作の抵抗がめちゃくちゃ上がりますし、ピッチセンターもずれるので、症状としてはフライト中に負荷をかけるとあるとき突然テールがふらふらっと不安定になり、次に負荷をかけるとテール負けで墜落するという現象になります。
元々130Xのピッチスライダーやピッチレバーは、ここの部分が外れないように余裕を持った長さになってるんだと思いますが、ここがいちばんケチりたい部品なので流用をやめるわけにはいきません。
じゃあV120の方はなぜこの問題が起きないんだろう?と思って同じようにフルピッチをかけた状態にしてみると…
おおぉ! 130Xとはそもそもスライダーの動く方向が逆で、フルピッチ(右へ全力スラスト)をかけるとピッチスライダはーは機体に近い側に動きます。これなら外れるわけがないです。(マイナス側のフルピッチには同じ問題があるかもしれませんが通常使われないですし)
テールローターの回転方向は両者同じなので、この違いはテールブレードグリップからコントロールレバーがどちらに出ているかという違いです。V120はフロントコントロール(回転方向にレバーが出ている)ですが、130Xはリアコントロールです。
ちなみにメインローターは逆にV120がリアコントロール、130Xがフロントコントロールです。メインローターがリアコントロールだと、+ピッチで上昇するときにスワッシュが下がりますが、ちびヘリでこういう機体はめずらしいです。
まあ、単にレバーを反対側(というかV120と同じフロント側)にもってくればメカ的には簡単にフロントコントロールにできます。そもそもV120部品を流用してるんですからできないはずがありません。
グリップを外して、フロント側にレバーが来るように付け直しただけ |
唯一がんばらなきゃいけないのは、メカにあわせて制御も反転するように、サーボの取り付け方向を逆にするとこです。
ロータリーサーボならどうにでもなったと思うんですが、リニアサーボは反対につけると、ロッドとギアが干渉してひっかかる恐れがあったので、コントロールロッドをぐにゃぐにゃ曲げてギアをよけるように調節しました。
写真で右側の斜め段折れは元々です。サーボ側端の ぐにょっと斜め下に丸まってるところをいじりました。 ロッドを曲げたついでに長さも少し短くしました。 |
テールケースは130X用のままなので、右にギアがあってV120用よりすこし幅広です。したがってフロントコントロール化すると、スライダーがテールケースに当たる位置に制限されてV120よりも少しフルピッチが少なくしか取れないのが気がかりでしたが・・・
左がV120 右が130Xフロントコントロール化 |
これでテールは絶好調! のはずだったんですが・・・
テールのフロントコントロール・・・って何だぁ?って思いながら読んで行くと、
返信削除そういう事でしたか。(^○^;)
130XとV120の違いって面白いですね~!
そう言えば、テールを組み間違えてラダーが逆になって驚いた事がありましたぁ~(^_^;)
ねじ止めしてから、あ!逆だったー!って気づくんだけどいくら知恵の輪みたいに回してもやっぱり外さないとどうにもならないんですよね(笑)
削除下のnobさんの書き込みで気づきましたけど、やっぱり130Xが異端児のような気がしますねぇ。
130Xって面白いですね〜。
返信削除テールでコントロールロッド押して反トルク消す方向は初めてみました。何と無くロッドがたわまないか心配です。
おぉ!? そう言われるとそうですね。450のテールとかを見るとどれもV120と同じフロントコントロールなんですねぇ。
削除まあ、130Xはリニアサーボでロッドが左右にぶれたり曲がったりまったくしないのでたわみにくいのかもしれません。中間地点のロッドガイドもV120よりクリアランスが狭く作られてるような記がします。
でもそれにしたって、逆側にするメリットは特になさそうですねぇ・・・